MICRO MA-100 ロングアーム 【シェル・ケーブル付】商品説明写真の本体実装のカートリッジ及びヘッドシェルはテスト用で付属しません。

1960年代後半の発売。

同社の当時としては画期的な多機能ロングアームでした。

型式：ダイナミック・スタティック両用
全長：406㎜
実行長：291㎜
オーバー・ハング：16㎜
針圧範囲：0～3.5g 0.1gステップ
アーム高さ調整：ヘリコイド式？（ロック機能付）
アンチスケートディバイス：あり（糸錘式、精密ダイアルゲージ式）
アームリフター：あり（同社 ML-11）
ラテラルバランサー：あり

とにかく大柄なアームで、メカニック感は最高です。後方のメインウエイトでゼロバランスをとり、サポート上部の小窓に表示される針圧をダイアルで設定します。この部分が、MA-505などと同式のダイナミックバランス針圧印加方式のようです。
高さ調整は、アームベース付近の大型ダイアルで上下でき、可動範囲は前代未聞、ロックレバーも備わっています。
リフターは、単体でも提供されたML-11が実装されています。
アームレストは、大型のリフター受けと一体で機能する独特のもの。お得意のクリック式の昇降も問題ありません。
ほかに、各種盤サイズ用の頭出し専用のゲージも実装されています。ただ、この可能部分のフレームは、プラ製で少し欠けがあります。
メインウエイトシャフト後方にネジがあり、この部分にサブウエイトを取り付けると思われますが、本品には付属しません。必要であれば、適当なナットや穴開きコインなどで代用できるでしょう。
PUケーブルは、経年品としては特に問題はありません。金属製のロック機構が備わった本格的なものです。もちろん、一般的な5PIN式のケーブルが使用できます。
シェルは、型番不明。専用品かどうかは不明。プレスフレームの当時ものです。
リード線は、劣化していますので、取り外しています。

あと、機能は不明ですが、サポート直下、アームベース付近に、糸吊＆磁石式の可動ウエイトが実装されています。ウエイトの中にはベアリングボールが入っていますので、取り外す際は紛失にご注意ください。糸吊の可動部分は、ロックネジもあり、固定できます。ゼロバランスを行ったうあとに、ロックを解除するとバランスが崩れますのでご注意ください。

基本動作、導通その他、問題はないと思います。針圧設定に関しては、針圧計を用意した方がいいでしょう。

経年、使用に伴う傷やくすみ、錆、汚れ等が出ています。写真を参考にしてください。

スペックはこちら。

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